米本氏ブログコメント欄に、統一教会員ストーカー事件のレポートが書かれていたので、やや長文であるがそのまま引用させていただく。コメントははさまないが、ぜひ事件の背景を知り、この事件の真意を捉えてほしいと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
引用「火の粉をはらえ」
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-243.html#more
ストーカー:容疑で統一教会信者逮捕 元信者の女性につきまとう
世界基督教統一神霊協会(統一教会)の元信者の女性(36)につきまとったとして、警視庁公安部は7日、埼玉県越谷市大泊、統一教会信者で職業不詳、宇佐美隆容疑者(42)をストーカー規制法違反容疑で逮捕した。自宅を家宅捜索し、パソコンやノートなど約80点を押収した。
逮捕容疑は、昨年6~11月、5回にわたって東京都内の路上で女性を待ち伏せたり、つきまとったりしたとしている。宇佐美容疑者は「ストーカー行為ではない」と容疑を否認しているという。
公安部によると、宇佐美容疑者と女性は07年2月、統一教会が韓国で行った「合同結婚式」で婚約。女性は08年12月に脱会して婚約を破棄し、転居を繰り返した。宇佐美容疑者は女性が使っていた車の車体底にGPS(全地球測位システム)機能付き携帯電話を張り付け、居場所を探ったという。
これは毎日新聞(2月8日付・朝刊)だが、他社の記事もほぼ同一文なので、共同通信からの配信記事のようである。
この記事をもとに、私見を書いておく。
記事で下線をつけたところはあとで問題にする箇所である。読者も注意深く読めば、疑問に思うところが多々あるはずだ。
(続く)
元信者の女性(36)は、ブログ「新年早々の拉致監禁事件!」で書いたKさんである。
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-238.html
この記事をおさらいすると、足立青年支部のM子さんが正月に拉致監禁された。脱会屋の宮村峻氏がKさんらをともなって、脱会説得に訪れた。その後、M子さんは電信柱を利用して脱出した。
前回引用した新聞記事と、私が知り得ている情報をもとに整理しておく。
(1)足立青年支部のマザーだったKさんは、07年2月に合同結婚式に参加し、練馬教会青年部の宇佐美氏とマッチングされた。
(2)Kさんは、08年1月に拉致監禁され、宮村氏の脱会説得を受けた。
(3)Kさんは、08年12月に脱会し、婚約破棄をした。
脱会&婚約破棄は、このブログ記事にも登場するNK君が婚約者・菅野江里子さんに対して行なったのと同じで、一片の通知文によってであった。
通知人の代理人となったのは、宮村峻氏が懇意にしている全国弁連の山口広弁護士だったと聞いている。
つまり、
拉致監禁→強制脱会→脱会&婚約破棄通知文
というこれまでのパターンと同じである。
事件に関したことで言えば、事件のポイントは、Kさんは宇佐美氏(さらには信者仲間)と会って、脱会&婚約破棄に至った経緯や気持ちの変化を説明することなく、内容証明書付きの通知文をもって終わりにしようとしたことにある。
ところで、監禁された教会員から脱会届けが提出された場合、偽装脱会のため仕方なく脱会届けを出し、ひたすら仲間が救出してくれることを願っている場合が少なくない。
そのため、信者仲間は必死で監禁場所を探す。
その結果、解放されたケースもある。
2009年11月8日のブログ「大阪の女性信者が監禁から解放される!監禁の背後にいたのは高山正治牧師と判明」
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-119.html
を参照のこと。
引用した毎日新聞の1日前のサイト記事(2月7日17時26分)には、
女性は1月13日、荻窪署に告訴状を提出。公安部は、宇佐美容疑者以外の複数の信者も女性につきまとった可能性があるとみて、組織的関与の有無を慎重に調べている。
-の記載があるが、翌朝刊にはこの記事は削除ないし省略されている。
新聞記事では伏せられているが(あるいは記者が事実を知らなかったのかもしれないが)、統一教会に限らず特定の宗教団体の信者が、その家族らによって拉致監禁された場合、信者の仲間が必死になって探す(組織的関与)のは当然のことである。
そうでなく、信者が所在不明となっても知らん顔、組織は関与しないというのであれば(かつての統一教会はそうだった)、実に奇怪な宗教団体ということになる。
組織的関与の有無を慎重に調べている
という記事を読めば、おどろおどろしさを感じるが、「拉致監禁」のことが記事に書かれていれば、組織が関与するのは当然のこと、と思う人は少なくないはずだ。
では、Kさんは脱会&婚約破棄の通知書を出した段階で、偽装脱会だった可能性はないのか。
強制説得であれなんであれ、組織に脱会届けを提出すれば、組織とは縁が切れる。そこで出来事は完結する。強制説得の場合であれば、監禁場所から解放されて、実家に戻るのがふつうだろう。
では、Kさんの場合はどうだったのか。
投稿欄「ストーカー事件の真相①」で引用した記事を再度、注意深く、読んでもらいたい。
女性は08年12月に脱会して婚約を破棄し、転居を繰り返した。
脱会して婚約を破棄したにもかかわらず、実家に戻らず、転居を繰り返す。この記事を書いた記者(あるいは配信記事を掲載した新聞社のデスク)は疑問に感じなかったのだろうか。
実家に戻らず転居を繰り返したのは、脱会&婚約破棄通知書をKさんが提出したにもかかわらず、強制説得者である宮村峻氏や家族らが「偽装脱会」を疑っていたからである。
脱会説得する側がKさんの偽装脱会を疑うのであれば、Kさんの婚約者、宇佐美氏が偽装脱会の可能性があるとして、所在を必死になって探し回るのは当然のことだろう。
ちなみに、昨年の夏頃、Kさんは宮村峻氏の勉強会に参加した。そのときに、面識があった元信者に「まだ携帯をもらえないのよ」とこぼしていた。
昨年の夏段階でも、宮村氏は偽装を疑っていたのだ。
記事は、裏付け取材なしの警視庁のいわゆる「発表
モノ」である。
記事では、宇佐美氏が実名で、また住所まで掲載している。
“報道被害”にあう可能性は十分に予見できるはず。
ならば、ストーカーされたというKさん、ならびにKさんが所属していた足立青年支部に裏付け取材をすべきである。
しかし、記事を読む限り、警視庁の発表をそのまま記事化しただけ。もし、宇佐美氏のストーカー行為の背景に、Kさんの拉致監禁問題が絡んでいることがわかれば、記事の書き方は自ずと違ったはずである。「ジャーナリストとしては怠慢」という誹りは免れないだろう。
世に、記者の蔑称として「売文屋」という言葉がある。記者は、警視庁の発表したことをそのまま記事にして、給料をもらっている。「売文屋」そのものであろう。
ところで、私は宇佐美氏から「拉致監禁の実態」について質問され、「どうすればいいのか」と相談されたことがある。そのときの彼の印象からすると、たんに信仰上の結婚相手というより、Kさんに恋心を抱いているように感じ取られた。(菅野江里子さんと同じである)
であれば、必死になって探すのは当然のことだろう。
統一教会のことを抜きにして考えれば、わかりやすい。
婚約し結婚することを誓っていた相手から、突然、弁護士を代理人とする婚約破棄の通知が送られてくる。
そうなったとき、当人はどんな気持ちになるのか。
それを考えれば理解できるはず。少なくとも、「いったい、どういうわけで、婚約破棄なのか」と、相手に説明を求めるだろう。
ところが、相手は実家におらず、転居を繰り返している。「これは異常事態だ」と必死に探すのは当然のことではないか。
統一教会員だろうがなかろうが、婚約破棄の通知文が送られてきて、「ハイ、わかりました」と納得するようなノーテンキな人は、この世に誰もいないだろう。
弁護士同席でもかまわないから、Kさんが宇佐美さんに会って、「偽装ではなく、ほんとうに脱会した」と伝えれば、ストーカー事件は起きなかったはずだ。記事では「まとわりつく」行為となっているが、私からすれば「確かめ行為」に過ぎない。
山口弁護士には猛省を促しておきたい。弁護士は犯罪を未然に防ぐ義務があるはずだからだ。
山口さんの臨席のもと、Kさんが宇佐美さんに婚約破棄に至った経緯を説明しておけば、ストーカー事件(確かめ行為)は起きなかったはずである。
ただし、新聞記事が正しいとすれば、女性が使っていた車の車体底にGPS(全地球測位システム)機能付き携帯電話を張り付け、居場所を探った-というのは、「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に違反する違法行為である。
http://www.npa.go.jp/safetylife/stalkerlaw/anti-stalking-law.htm
私が新聞記事を読んで、首をひねったところは少なくない。
賢明な読者はいかが?
まず第1におかしいと思ったのは、警視庁公安部が登場したことである。
公安は治安を守ることを目的とするセクションである。なぜ、公安が「つきまとい行為」の捜査に関わるのか。こんな話は聞いたことがない。
通常なら、「つきまとい行為」で迷惑を受けている女性が、所轄の警察署に出向き、「被害届け」を出す。
その結果、事件性ありと判断すれば、警察署の生活安全課が捜査に乗り出す。GPS(全地球測位システム)の違法設置ということからすれば、場合によっては捜査課が乗り出すかもしれない。
しかし、どんなに想像力を働かせても、警視庁生活安全部止まり。警視庁公安が登場するのは理解に苦しむ。
第2に、おかしいのは年月にある。新聞記事を再び引用する。
世界基督教統一神霊協会(統一教会)の元信者の女性(36)につきまとったとして、警視庁公安部は7日、埼玉県越谷市大泊、統一教会信者で職業不詳、宇佐美隆容疑者(42)をストーカー規制法違反容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、昨年6~11月、5回にわたって東京都内の路上で女性を待ち伏せたり、つきまとったりしたとしている。
2010年の6月からの5カ月間に、5回つきまとった。それで、2011年2月7日に逮捕したというわけである。宇佐美氏が住所不定で、逃げ回っていたのならともかく。
さらに、おかしな話がある。
新聞記事(警察発表)が正しいとすれば、宇佐美氏は2010年の11月をもって、「つきまとい行為」をやめている。その理由は、仄聞情報だが、 宇佐美氏はKさんの脱会が真正脱会と判断したからのようである。そう判断したのは、Kさんが統一教会に献金等返還請求を求め、示談交渉が成立したからだと 思われる。
それにもかかわらず、女性は(2011年)1月13日、荻窪署に告訴状を提出(サイト記事)したというのである。
さらにさらに変な話は、警視庁公安は宇佐美氏を逮捕するだけにとどまらず、自宅を家宅捜索し、パソコンやノートなど約80点を押収した-というのである。
5回つきまとい、Kさんの車にGPSを付けただけなのに、どうしてストーカーの容疑者の自宅の家宅捜索まで行ない、パソコンやノートなど約80点を押収しなければならないのか。
この事件には裏があると推認しても、穿ちすぎるということはないだろう。
穿つのは、NK君から私のところにきた通知文が、警視庁公安部にも通知されていることにある。http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-241.html#more
山口弁護士が警察に通知するのであれば、警視庁の生活安全部であるべきだ。どうして、公安なのか。
そもそも、公安は「思想警察」の色彩が強い。そのことは、国会にも議席をもつ日本共産党をいまだ内偵していることでもわかるはず。
ふつうの人権感覚のある弁護士は公安に対して警戒感を抱いている。
それなのに、正義の弁護士、山口広さんは公安と一脈通じる関係にあるようなのだ。正直、胡散臭いし、ある種の怖さ(六法+権力)も感じる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この文章の前後関係はブログを読んで確かめてください。
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-243.html#more
by haradakazuhiko
反対牧師の笑えるイマジネーシ…